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SUREFIRE / L2
タイプ SUREFIRE製 市販ライト
大きさ
重さ 119g (実測:電池含む)
光源 LuxeonV-Portable Lambertian x 1
電源 CR123A x 2
(電池交換はテールスイッチを外して行う)
防水性能
スイッチ 1、底部分を回転させて締めると、まずはLowモードで点灯、更に締めこむとHighモードで点灯。
2、スイッチと本体の目印を合わせたOFF状態で、テール部分を軽く押し込むとLowモードで点灯、更に押し込むとハイモードで点灯。スイッチを離すとOFF

3、Lowモード時にスイッチを押すとHighモードで点灯。スイッチを離すとLowモードへ戻る。
使用可能
時間
このページ下の実測ランタイムグラフ参照
その他 Type III Hard Anodized
CR123A電池2本付属
Digital current regulation circuitly





左から MINI-MAG2AA , L5 , L2 , A2 , L4 , E2e


左 L2   右 L4


左から L2 , A2 , L4



左から L2 , A2 , L4

左 A2    右 L2
テールスイッチの形状はA2と同じようですが、径がほんの少しだけ大きいです。
そのためL2のものをA2にとりつけようとすると、締める途中で止まってしまいます。

Edit(04/06/18) belyoさんからのご指摘により、A2のテールスイッチには旧型と新型があることが判明。
私のは旧型だったために互換性が無かったようです。

左 L4   右 L2
L4に比べ段差が少しだけ大きいため、注射器持ちがしやすい
mini MAG 2AAとの大きさ比較


(1)空冷無し、(2)遠くから扇風機で空冷、(3)ライトのすぐ近くにファンを置いて空冷 の3種類の環境で計測しました。温度が低いときのグラフにはぶれがないことがわかると思います。

High mode (1)

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High mode (2)

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High mode (3)

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Low mode

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2004年6月17日


2段階の明るさ調整が可能なLEDライトです。
明るさ調整可能なSurefireのライトといえば同じDigital LumaMaxシリーズのL1がありますが、これはHighモードはコンバーターによってレギュレーションされていますが、Lowモードは抵抗制御であり、半DIGITALといえるものでした。このL2ではLowモードもHighモードもコンバーターによって制御されており、[TRUE] dual regulationsといえます。

 光源にはLuxeonV-Portableが使われており、LEDライトとしてはトップクラスの明るさを誇ります。照射パターンはL4とほぼ同じで、拡散気味でムラの少ない綺麗な光となっております。そのため、近距離〜中距離を照らすのに適しており、散歩や手元作業用として使いやすいライトといえます。とても明るいので遠距離も照らせないこともないのですが、光が拡散してしまうのでL5L6のような集光率が高いもののほうがより適しています。
 Highモードの明るさを私の持っているL4(2個あります)と肉眼で比較すると、中心輝度で若干ですが上回っているように見えます。照度計で測った値とランタイムテストの結果から推測すると、L2の生成する電流値がL4よりも高いのかもしれません(単にLuxeonのあたりはずれの可能性もありますが・・)。
 このランタイムグラフを見て気付いた方もいらっしゃると思いますが、A2のそれと似ています。Highモード時の燃費は良いとはいえないので、基本的にはLowモード、必要な時にHighモードという使い方が適していると思います。
 Lowモード時はArc-LSHより幾分暗いような感じです。しかし、散歩で足元を照らす程度の用途には十分対応出来ると思いますし、ランタイムが10時間以上と約一晩もつので、用途によってはかなりの実用性を発揮するでしょう。Arc4+(Rev1)と照度計を使って比較すると、中心輝度はちょうどレベル7あたりが同じくらいの明るさでした。ただし、L2は拡散光となっているのでArc4以上に広い範囲を照らします。肉眼ではレベル4〜5と同等の印象を受けました。

 Surefire社の2004年カタログなどで見た際には、ちょっと長いし大きいかなと思っていたのですが、実際に触ってみると、アレ?意外と小さい? と感じました。これは、ヘッドが小さく、本体握り部分が四角形でスリムなせいだと思います。スリムなこととある程度の長さがあるおかげで、大きな手の人や女性でも持ちやすいと思います。また、クリップはロングタイプとなっており、ベルトに取り付けることもできて便利です。
 ただ、パーツ自体がテールスイッチはA2とほぼ同じ、ヘッドはKL4っぽいと、なんと言うか、組み合わせて作ったような感じになっており、HAの色合いもそうですが各パーツの一体感がいまいちのように思います。

 また、A2のレビューで書きましたが、このタイプのスイッチは個人的にはちょっと使いにくいと感じていましたが、L2のスイッチはA2に比べOFFからONまでの幅が狭くなっており、いくらか使いやすくなりました。L2はいっぱいに締めこんだHighモードの状態から、45度くらいまわすとLowモード、さらに160度くらいまわすとOFFになります。A2はトータルで330度くらい回さないとOFFにならず、ちょっと煩わしく感じていたので良いことだと思います。(ここでは私の所有するL2とA2を比べています。他の個体では違う結果が出るかもしれません)

 親指がヘッド側にある普通の持ち方では片手でテールスイッチを押すことが出来ません。私は、小指でテールをしっかり握って、親指と人差し指で右にくるっ、左にくるっと本体を回転させてモードを切り替えていますが、この持ち方はちょっと指が疲れるし、何回かLow・High切替を行っているとどこまで回したかが分かりにくくなり、迷ってしまうことがあります。確実に瞬時の切替をするとなると親指をテールスイッチに当てる持ち方になるわけですが、そうすると自然とライトが顔の近くにきます。すると、問題が発生するのです。それは、Lowモード時に発生する結構大きな高周波音です。静かな環境で使ったり、耳のそばにライトを構えて使う場合には特に気になります。屋外で、手を下ろして耳から離して持った場合は、かすかに聞こえるかな?という程度に軽減されますが、多くの人にとって不快な音であることは間違いありません。この音は仕様らしいのですが、何とか改善してほしいところです。

 細かく見ていくと、もう少しこうであれば良いのに、惜しいなと感じる部分が多いのも確かです。
が、個人的にはL2の方向性は良いと思います。ヘッドも本体もスリムで持ちやすく、広い照射範囲と2段階の明るさ調整機能は多くの用途に対応してくれます。欲をいえば、もう少し本体が短く、軽くなって、フラッシュライトの定番と言えるmini MAG2AAライクなものになればベストかなと思ったりもしました(ちなみに、重さは電池込みでmini MAG2AAが105g、L2が119gでした)。

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